イミグレコラム

MONTHLY ARCHIVES

カナダはグローバル人材を獲得できるか

大手商業不動産・投資会社のCBRE社が最近発表したレポートによると、トロントは2015年から2016年にかけてハイテク業界の成長が著しく、22,500もの新規雇用を創出し、北米50都市の中で最も高い伸び率だっという。トランプ政権成立後は、USにおける外国人就労者のビザ取得が厳しくなったこともあり、シリコンバレーからカナダに開発拠点を移すスタートアップ企業の記事や、ベンチャーキャピタルがこれを後押し …続きを読む

カナダが必要とするスキルドトレード

日本人には馴染みが薄い“Skilled Trades”という言葉は、通常一人前になるまでに、専門的な教育と一定期間の訓練を要する専門職のことをいう。トレードの職種は、大工、電気技師、配管工、自動車整備士などのガテン系からヘアースタイリスト、シェフに至るまで幅広いが、その職種の多くは州のライセンスを必要とする。石油価格が下落する数年前まで、好景気に沸くアルバータ州などではこのスキルドトレードの人材不 …続きを読む

電子渡航認証(eTA)をめぐるトラブル

2016年3月15日以降、日本国籍者を含むビザ免除国出身者(カナダ永住権、市民権保有者を除く)が空路でカナダに渡航またはカナダを経由する場合には、eTAの申請が必要となった。実施前には想定していなかったカナダのパスポートを保有していない二重国籍者への対応など、様々な問題に対処するために2度猶予期間が設けられ、昨年11月10日より完全実施となっている。しかしながら、その後もマイナーなルール変更があっ …続きを読む

Express Entryの最近のトレンドと今後

連邦政府の移民申請管理システム、Express Entry(EE) がスタートしてから2年以上が経過し、今年に入って旧システムの未審査ファイルも一掃されてフル稼働の状態となっている。EEプロファイルを受理された候補者に対して行われるDraw(選定)は、現在1カ月に2回のペースで行われており、今年第一四半期には合計24,652人にITA(移民申請の招待)が発行された。政府は今年の連邦エコノミッククラ …続きを読む

カナダ・USボーダーで今起こっていること

今月はカナダ・USの“Safe Third Country Agreement”を取り上げました。 今年になってから連日のようにマニトバ州やケベック州のカナダ・USボーダーを徒歩で越えて、カナダへ不法侵入を試みる人たちの話が報じられている。極寒の雪道を何時間も歩き続け凍傷で指を失いかけたガーナ国籍のゲイ男性の話や、RCMPオフィサーに抱きかかえられ保護される子供たちの写真、また、その人 …続きを読む

カナダイミグレーションに差別はないのか

今月は成功例として取り上げられることの多いカナダ移民政策のあまり知られていない一面についてとりあげます。 イスラム教徒の入国やシリア難民受け入れを制限しようとする米国新政権の姿勢とは対照的に、カナダの移民・難民の受け入れに寛大な国としてのイメージはますます強くなっている。しかしながら、カナダは露骨には出さないものの移民・難民を出身国や宗教によって巧みに操作・選別する一面も持っている。昨今カナダの移 …続きを読む

就労ビザ保有者のOHIP申請について

今月はワークパーミット保有者のオンタリオヘルスインシュランスプラン(OHIP)申請について、最近の事例をもとにその留意点を取り上げました。 隣国USではオバマケア撤廃の議論が盛んだが、カナダでは州政府によるカナダ市民、永住権保有者、外国人就労者を対象とした健康保険プランが確立されている。オンタリオ州では、OHIPに加入するとファミリードクターや専門医での診察、年一回のメディカルチェックが無料で受け …続きを読む

永遠になくならないゴーストの暗躍

今月は最近特にメディアで取り上げられることの多い無資格コンサルタント(ゴーストコンサルタント)の活動についてです。 カナダ移民法に移民申請の代理人資格規定が加えられたのが2004年。それから10年以上経った今でもゴーストコンサルタント(以下、ゴースト)の暗躍はなくならない。CBCニュースの最近の記事によると、BC州のゴースト、Xun (Sunny) Wangが有罪判決を受け7年の懲役で現在服役中と …続きを読む

Express Entryルールの2年ぶりの改訂

今月は、11月19日付で発表された連邦政府の移民申請システム、Express Entryのルール改訂について、そのポイントを説明します。 2015年1月より始まったExpress Entry(EE)ではこれまで47回の選定(Draw)が行われ、その間蓄積されたデータと、移民省大臣によるパブリック・コンサルテーションを通じて集められたステークホルダーからの声を考慮する形で、初めてのルール改訂が行われ …続きを読む

ワークパーミットが必要かどうか迷うケース

今月は就労のためにワークパーミットが必要かどうか、いくつかの例を挙げて説明します。 ワークパーミットが必要かどうかは、まず自分の行う活動が就労に該当するかどうか、そして、就労に該当する場合にワークパーミットが必要かどうかの2つのステップで判断する必要がある。就労かどうかは、移民法における就労の定義、”賃金や報酬を支払われたり、労働市場においてカナダ人または永住権保有者と直接競争する活動 …続きを読む

学生ビザに関する最近のポリシー変更について

今月は7月13日に発表された学生ビザ発行の新しいポリシーについて説明します。 最近は政府の移民法関連のニュースがIRCCウェブサイト上で統一された一つのポータルから発表されないため、申請者は重要な情報にもすぐに気がつかないという事態が起こっている。今回の学生ビザに関するポリシー変更も、“ファミリークラスの審査プロセス中に申請者がHIV  Positiveであることが判明した際のスポンサーへの自動通 …続きを読む

入国時のトラブルを避けるために

今月は入国の際のトラブルとその予防策について説明します。 カナダの入国審査を通過するときには、誰もが一瞬緊張するものである。無理にフレンドリーな態度を装っても不愛想なオフィサーの前では全く効果なしである。最初のイミグレーションのゲートで話が予想しない方向に進み、セカンダリー・インスペクションに誘導されて長時間尋問にあった人もいるだろう。オフィサーの裁量(あるいは、気分)しだいと言われるカナダのイミ …続きを読む

不人気プログラムにチャンスあり?

今月はケアギバークラスからの移民申請について説明します。 2014年11月に従来の住込みナニープログラムが改訂され、ケアギバークラスとして2つのパスが作られた。新しいプログラムは”住込み”が必須ではなくなったものの、その他の要件が若干厳しくなったことから、以前ほど人気がなくなってしまった。就労ビザ取得のために必要なLMIA(Labour Market Impact Assessment)の審査が極 …続きを読む

ファミリークラスの不可解な条項

今月は移民・難民保護法(IRPA)におけるファミリークラスの不可解な条項についての一考察です。 現政権は、家族の再統合を移民政策の最重点課題の一つと位置づけ、ファミリークラスからの永住権発行数を増やし、審査プロセスを効率化し、審査促進のために25ミリオンドルを投じると発表した。もちろん家族が安心して一刻も早く共に暮らせるようにすることは、人道的にも、長期的には経済効果が期待されることにも異論はない …続きを読む