Immigration should start now or… -望まれる外国人労働者の受け入れ強化

 
以前Shutting out the sunの著者のMichael Zielenzigerのインタビューを見た時に感じたことがあった。人々が結婚しなくなった日本、アメリカでも同様のことが起こっているので、とりわけ東京のような超大都市であれば、めずらしくない社会現象なのかと一瞬理解する。Womb Strikeと言っていたように覚えている。35歳以上で高い教育を受けた日本の女性たちは、昔とは違い、大企業で、マネジメントのポジションで男性と肩を並べて働いている。結婚して子育てを全て押しつけられるような道を選択する時代はもう終わっているようだ。女性が社会の中で男性同等になるというのは応援したい。

ところが、その代償として出生率が低下して、2020年に日本が南フロリダのようになるというのでは問題だ。高齢化が既に進んでいる中で、移民政策が全く軽視されている島国日本は、将来的に労働人口の空洞化が避けられない状況になっている。昨年の地震、津波でまたさらに状況は難しくなっている。日本政府がようやく移民政策に手をつけ始めて、カナダを参考にしているような話を耳にした。日本政府にもっと積極的に移民を受け入れられるインフラを構築してほしい。国民全体が安定を求める気持ちを悪いとは言わない。しかし、どうすれば安定を獲得できるかを考えずに、安定を求めても根本的な解決にはならない。日本が90年代前半に始まった景気後退から本当に脱出してさらに成長するためには、今後の移民政策がもっと重要な鍵になることをもっと認識してほしい。

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