What really killed Jacintha Saldanha? -自殺原因は本当に不明なのか ?

 
妊娠中のケンブリッジ公妃殿下、Kate Middletonが、先週つわりがひどくなってロンドン市内のKing Edward VII hospitalに入院したというニュースが流れた。

「それが何か?」と思っていた。ところが、その直後にショッキングなニュースが続いた。

オーストラリアのラジオ局2Day FMのDJ Mel Greig とMichael Christianの2人がQueen Elizabeth II と Prince Charlesになりすまして、電話でKate Middletonの容態を聞き出すという冗談コールを見事にやってのけた。勿論、電話で交わされた会話は全て番組の中でオンエアされた。そして、このちょっとしたお笑いで終わるべきはずだった事件がきっかけになって、電話で情報を提供してしまった看護師がこの番組の後まもなく自殺したというのだ。

DJ 2人は公に謝罪、ラジオ局は年末までの広告関連収入を看護師の遺族に全額寄付すると発表した。金額は50万豪ドル(約4300万円)以上になるという。

一瞬、自殺? そんなことでなぜ? 個人情報とは言っても全く無害な情報を漏らしてしまったことで自殺というオプションが出てくるものなのか。

犠牲者の看護師Jacintha Saldanha(46歳)は2児の母、子供を残して自殺したということになる。

2人の子供を持つ母親がこんなことで子供を残して自殺するだろうか。

最新のメディアの情報によれば、自殺に至った原因は不明、病院側はMs. Saldanhaのミスを大ごとにすることなく、むしろ同情的な態度で対応していたという報道をしている。

本当なのか?

Westminster Coroner’s Courtで行われた死因を決定するはずの予審も数分で休廷、来年の3月26日まで開廷しない。

「遺族は一体どうしているのだろうか?」と思った瞬間、予審には犠牲者の家族は姿を見せなかったというニュースが目に入ってきた。家族が誰も来なかった? なぜ?

首をつって自殺、手首にも傷があったという。書置きが3通見つかっている。彼女の部屋に2通、1通は彼女が身につけていたという。

警察はこの書置きの内容を公にしていない。なぜだろう?

オーストラリアのラジオ局が行ったいたずら電話行為は責められて当然だとしても、それはMs. Saldanhaの自殺とは関係ないはずだ。それがMs. Saldanhaの自殺の直接の原因になったと考えるのは拙速ではないのか。原因は犠牲者のもっと近くにあったはずだ。明らかにメディア、警察、病院、とにかく誰かが情報を操作している。

病院側が同情的だとメディアが伝えておきながら、予審に遺族が姿を見せられない状況をつくり出している英国がもつ、超保守的な何かが陰に隠れているとしか思えない。

Ms. Saldanhaが残した書置きの内容が公にされていない中で真相を究明し、この悲劇に対する怒りをぶつけるやり場を失っている遺族の思いを本当に理解したジャーナリズムを期待したい。

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