アルバータ州指名移民プログラムの改訂

今回は、今夏以降に改訂された「アルバータ州指名移民プログラム(Alberta Immigrant Nominee Program)」の変更点について取り上げます。

(1) 飲食業界のセミスキルワーカー

今年11月28日まで応募可能なパイロット事業が試験的に実施されており、職場単位で従業員数の20%を上限として、サーバー、キッチン補助、カウンターアテンダントの3職種から応募することができます。申請者はアルバータ州内での9カ月以上の就労経験を含む、合計3年以上の同職種職務経験(国外もカウント可)、及びIETLS初級レベルのスコアが必要です。11月28日以降も各職場につき1名の申請枠は継続します。

(2) アルバータ州経験クラス

これも11月28日までの期間限定プログラムです。カナダの職業分類(NOC)のレベル0、A、Bの職種の場合は、申請時から遡って過去2年間のうち1年以上、レベルC及びDの職種の場合は3年間のうち2年以上のアルバータ州における就労経験が必要とされます。但し、9月13日に州政府の発表した「申請資格がない職種リスト」に該当する職種からは申請できません。また、いずれの職種もIETLS初級レベルのスコアが必要になります。

(3) サービス業、小売業及び飲食業のスーパーバイザー、マ ネージャー

改訂前、スキルワーカーのうちこれらの職種に該当する場合には、ビジネスまたは業務関連の学位または修了証が必要でしたが、今回の改訂でこの条件が撤廃され、他のスキルワーカーの職種と同様に、学歴・職歴 についてケースごとの個別審査が行われます。IETLSのスコアは不要です。

(4) アルバータ州の卒業生を対象とするプログラム

アルバータ州内の指定教育機関において、1年間以上の就学を経て卒業した人が対象です。申請時には「卒業後のオープンワークパーミット(PGWP)」を保有し、またアルバータ州の雇用主の下にフルタイムで就労中であることが条件です。但し、政府発表の「申請資格がない職種リスト」の職種からは申請できません。また、NOCのレベルCの職種の場合はIETLS初級レベルのスコアが必要になります。

短期間で何度も申請資格の要件が改訂され、既存の申請枠と合わせてかなり複雑な様相を呈していますが、詳しくはアルバータ州政府のサイトhttp://www.albertacanada.com/immigration.aspxを確認してください。

カナダ公認移民コンサルタント 上原敏靖