The right mindset is the key… - 若者に求められる企業家精神

 
21世紀、世の中はものすごいスピードで変化している。1990年代前半に始まったリセッション突入以来、日本の借金は膨らみ、プライベートセクターはもうほとんど利益を出していない。その上に地震、津波、放射能で精神的に沈んでしまう気持ちはよくわかる。でも日本はこれで終わるはずがない。終わってはいけない。誰もが語る日本の輸出を成長させること。「確かに」、と思う反面、マクロ的に見ると問題はもっと他にあるような気がする。若者の大多数が安定志向に走っているらしい。安定? 安定はリスクを負って得られる結果だ。安定のもとに安定は生まれない。自分はそう思うのですが。Japan has so much to offer to the rest of the world…でもそれを考えている人はほんの一部で、9割の人がどこかつぶれない会社で9時5時の仕事を見つればいいと考えていませんか。そんなんじゃだめでしょ。みんなが仕事見つけるのではなく、仕事を創り出すマインドがなければ、根本的な解決にはならないって思いませんか。

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Believe In Yourself… - トロント

 
カナダに来てから8カ月ぐらいたって、トロントでフルタイムの仕事が見つかった。多分これは周りの誰も予想しなかったはずだ。モントリオールにいた時はちょうど滞在中にあったガットの国際会議でバイトをしたり、そのあとオタワに移って日本大使館でもアルバイトをした。正直当初留学を目的としてきた手前、この展開は本当に予想外だった。でも相談した人全員にカナダで仕事を見つけるのは無理だと言われた時も、自分は必ず仕事が見つかると信じていた。恐れ知らずの24歳だった。あの時の自分は何の根拠もない自信に満ちていた。自分の中にある可能性は自分にしかわからない。他人に相談しても、所詮、Tell me something I don’t know…で終わってしまうのだ。

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どうしても抑えられない思い - 日本社会の遅れた価値観

 
24年前、あそこまで自分を海外に駆り立てたものはいったい何だったんだろう。今でもそんなことを時々考えたりする。あの時代、一部上場企業を辞めて海外に留学するなどという行為は尋常な人間の考えることではなかった。「なんで人生を棒に振るようなことをするのか?」と思われたにちがいない。でもあの時自分には社会全体が悪い宗教にかかっているとしか思えなかった。いまだにそうかもしれないが、日本社会には典型的な幸せの定義みたいなものが存在する。受験戦争が大学で終わって、一部上場企業に就職して、結婚して、子供をつくり幸せな家庭をつくる。Sounds nice, but… 一方では十人十色ということわざがあるにもかかわらず、本音はやっぱり、すべて型にはめようとする。詰め込み教育に反対はしない、でも子供が本当に将来何をしたいのか、どんな選択肢があるのか、どんな可能性があるのか、それを教えることのできるインフラも人材も、日本には不足している。例えば18歳から22歳まで大学で法律を勉強して、卒業後22歳で一部上場企業に就職して3年働いたとする。25歳の時点で、やっぱりこれは自分がしたいことではなく、自分は何か他のことがしたい。こんなふうに思うことがどうして許されない社会を創り出したのか。大学で4年間法律を勉強したから、会社で3年経理にいたからといっても、残りの長い人生、それをベースにする必要なんてないはずだ。本当に自分がしたいことが18歳の子供にどうして分かるというのか。22歳で自分が一生していきたいことがどうして分かるのか。一度仕事をやめると、もうそれ以上の仕事が見つからない。そんなばかな話があるか。型にはまることが幸せだと洗脳する。幸せだと思っている人の多くが、実際には本人を幸せにしようとしているのではなく、自分の周りを幸せにしているだけなのにもかかわらず、そのことには誰も気づきもしない。これが悪い宗教じゃなかったら、一体何なのか?!こんな社会に疑問を感じずにはいられなかった。人生は、何をしたって、多かれ少なかれ後悔はつきもの。自分の人生は自分でコントロールしたい。周りの価値観に左右されずに自分が本当にしたいことをして生きていきたい。そんな思いがいつもあの頃の自分の心の中にはあったような気がする。

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あっという間の24年  - Depuis juin 1988

1988年夏、- なんとなくやってきた人生の転機

1988年夏、あの時のモントリオールは今よりずっと暑かったように記憶している。確か最初に成田からロスに飛んで、ロス経由でモントリオールに向かった。あの乗り継いだ後の5時間のフライト、最初の4時間半ぐらいは全くの英語が飛び交っていたにもかかわらず、ふと気がつくとランディングの頃にはケベックワ(カナダのフランス語)に変わっていて、「ええー?本当に大丈夫だろうか。」という不安な気持ちで空港に降り立ったのをなぜか今でも昨日のことのように覚えている。長くても3年と踏んでいたのが、あれからもうあっという間に24年が過ぎてしまった。

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