カナダの教育

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カナダの教育は、全て州政府の管轄下に置かれているため各州によってシステムが異なりますが、ここではオンタリオ州の保育園及び初中等教育制度についてご紹介します。

【保育園・託児所】
オンタリオ州には5000以上のチャイルドケアセンター(保育園、託児所)と、プライベート・ホーム・デイケア・エージェンシーの提供する個人住宅を使ったチャイルドケアサービスがあります。対象年齢は18カ月未満の乳児(Infant)から、30カ月までの幼児(Toddler)、5歳までの就学前児童(Preschool)、ジュニア及びシニアの幼稚園児(4歳、5歳)、12歳までの学童に至るまで幅広い年齢の子供を受け入れています。両親の共働きが一般的なカナダでは、放課後子供を預けられる保育園・託児所は欠かせないもとなっています。昨今、トロントではチャイルドケア施設が不足気味のため早目の申し込みが推奨されています。

オンタリオ州では、12歳未満の子供(障害を持つ子供は18歳まで)のチャイルドケア費用に対して州政府から補助金(Ontario Childcare Subsidy)が支給され、所得額に応じて自己負担額が変わります。また、中低所得者にはチャイルドケア手当(Ontario Child Benefit)が支給されます。

【初等教育】
オンタリオ州の初等教育機関(Elementary School)には、幼稚園での2年間の教育(その年の12月31日に4歳になる子供の入るジュニアクラス、5歳になる子供の入るシニアクラス)と1年生から8年生(Grade 1から8)まで、つまり、日本の2年間の幼稚園と小学校1年生から中学2年生までの教育が含まれます。

各学期は9月にはじまり、翌年の6月に終了します。9月入学に向けて余裕を持って準備を進めるために入学願書は年明け早々には提出し、全ての手続きを6月末までに終了することが必要です。尚、オンタリオ州の公立の初等・中等教育では、原則として各学区のスクールボードが通学を許可する学校を指定します。

【中等教育】
オンタリオ州の中等教育機関(Secondary School)では、9年生から12年生、つまり、日本の中学3年生から高校3年生までの教育が提供されます。

中等教育は単位制になっており、卒業には30単位(18の必須科目と12の選択科目、各コース110時間)の履修が必要であり、50%以上の成績を修めないと各コースの単位が取得できなくなっています。卒業要件としては、上記30単位取得に加えて40時間以上のコミュニティー・アクティビティー(ボランティア活動)と10年生時に受験するオンタリオ州セカンダリースクール英語能力試験(Ontario Secondary School Literacy Test, OSSLT)に合格することが必要です。

また、9年生と10年生では卒業後の進路によって、大学・カレッジ入学準備のためのアカデミックコースと専門学校または就職準備のためのアプライドコースのどちらかを選択しなければなりません。以下はカナダの中等教育機関の生徒が学ぶ学科です。

• The arts
• Guidance and career education
• Business studies
• Health and physical education
• Canadian and world studies
• Interdisciplinary studies
• Classical studies and international languages
• Mathematics
• Computer studies
• Native languages
• English
• Native studies
• English as a second language and English literacy development
• Science
• Social sciences and humanities
• French as a second language
• Technological education

海外からの転入生は、ESL(English as a Second Language)または、ELD(English Language Development)のコースを受講することになります。ESLは5レベル、ELDは4レベルのクラスが設置されています。これらのコースを修了するごとに1単位を与えられます。